
後藤明生を読む会
2009年以来、
関西在住の有志を中心に、
内向の世代の文学者・後藤明生の世界について話し合っています。
2025年3月1日(土)、
第49回の後藤明生を読む会が無事に終了しました。
次回の開催は今夏を予定しています。
詳細は判明次第お知らせします。
(2025年03月08日)
■後藤明生を読む会編『後藤明生を読む』刊行のお知らせ■
後藤明生を読む会編『後藤明生を読む』が刊行されました。
これまで続けて来た後藤明生を読む会の活動成果のごく一部が活字となった文集です。
電子書籍版および電子書籍のプリントオンデマンド版で販売中。
↓
【一例】
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タイトル:後藤明生を読む
編著者:後藤明生を読む会編
出版社:学術研究出版/発行日:2024年2月20日/ISBN978-4-911008-45-4
◎目次◎
■論考■
乾口達司:Sの誘惑——「S温泉からの報告」における温泉の<効用>
甲木文武:「書かれない報告」論 <物語ること>について——無名氏というメディウム——
来多邨平:記憶、断片——『夢かたり』をめぐる断章
松井博之:『行き帰り』について
■共同討議■
乾口達司+来多邨平+小林幹也+竹永知宏:『挾み撃ち』をめぐって
■ノート■
来多邨平:『夢かたり』の彼ら——本田君・田中・従姉・萩原恭次郎
乾口達司:永興神社と永興天主教堂——永興・南山と後藤明生——
■資料■
後藤明生:五月の幻想
乾口達司:「五月の幻想」発見記
来多邨平:「五月の幻想」への二、三の註
■エッセイ■
金窪幸久:勇気ある書出し
名嘉真春紀:なぜ読み、書くのか? それは後藤明生を読んだからだ。
安田誠:文学とは風である
松崎元子:父と水
後藤忠彦:私の引き揚げ体験
■小説■
安亜沙:いしのにんぎょう
■あとがき■
死者と生者の饗宴——『後藤明生を読む』の刊行に際して——
装丁原案:安亜沙+乾口達司
【執筆者一覧】(五十音順)
■安亜沙(あん・あさ)■
1996年生まれ。美術家。
個展にアンバー・ランド(Gallery PARC・京都/2019年)、ネオ人類研究(Oギャラリーeyes・大阪/2023年)など。
URL→■
■乾口達司(いぬいぐち・たつじ)■
1971年生まれ。会社員。
著書に『花田清輝論』(柳原出版/2003年)、後藤明生著/乾口達司編『日本近代文学との戦い』(柳原出版/2004年)など。
URL→■
■甲木文武(かつき・ふみたけ)■
1977年生まれ。会社員。
URL→■
■金窪幸久(かねくぼ・ゆきひさ)■
1957年生まれ。元会社員。2021年永眠。
■来多邨平(きたむら・たいら)■
1950年生まれ。元出版社勤務。
■後藤忠彦(ごとう・ただひこ)■
1933年生まれ。後藤規矩次・美知恵の三男として、旧朝鮮・永興で生まれる。2020年永眠。
■後藤明生(ごとう・めいせい)■
1932年生まれ。小説家。後藤規矩次・美知恵の次男として、旧朝鮮・永興で生まれる。1999年永眠。
代表作に『挾み撃ち』(河出書房新社/1973年)、『吉野大夫』(平凡社/1981年)、『壁の中』(中央公論社/1986年)など。
■小林幹也(こばやし・みきや)■
1970年生まれ。教員・歌人・近畿大学文芸学部非常勤講師。
歌集に『裸子植物』(砂子屋書房/2001年)、評論集『短歌定型との戦い』(短歌研究社/2011年)など。
■竹永知弘(たけなが・ともひろ)■
1991年生まれ。日本現代文学研究、ライター。おもな研究対象は「内向の世代」。
■名嘉真春紀(なかま・はるき)■
1986年生まれ。出版社勤務。
■松井博之(まつい・ひろゆき)■
1966年生まれ。2003年、「<一>と<二>をめぐる思考―文学・明治四十年前後」で第三五回新潮新人賞評論部門を受賞。2012年永眠。
著書に『<一>と<二>をめぐる思考―文学・明治四十年前後』(文芸社/2014年)。
■松崎元子(まつざき・もとこ)■
1966年生まれ。アーリーバード・ブックス代表。後藤明生著作権継承者。
■安田誠(やすだ・まこと)■
1970年生まれ。会社員。
